3代目誕生か?(2007.10.13)

15歳の姪から突然メールがきた。
アドレス変更の案内文の後に、「ネネ!!(私はこう呼ばれている)うち将来の夢、調理師になることに決めました」
来年の受験より将来が先か?と思いながら、なんだか微笑んでいる私がいた。


料理人だった祖母は、私には何一つ料理を教えることなく逝ってしまった。
父ときたら、「男子厨房に入らず!」の昔ながらの男だったのに、ある期から独自に料理をし始めたら、完璧なだし汁から作りあげた。
母も、「料理好きはおばあちゃんの血ね」と言いながら、料理の基礎は教えてくれても祖母の料理を特別に伝えてはくれなかった。
だから、代々受け継がれてきた佐藤家の料理は、味の記憶と母が作る手を見て覚えたといっていいだろうと思う。

妹の家に行くと、朝から晩ご飯まで私が全て一人で料理をする。
だから、甥、姪にも特別に料理を教えることもなかった。なのに、今年に入ってから何かが違ってきたのだ。
甥が私の料理する祠で楽しそうに料理を手伝い、率先して味見をする。
先ほどの末の姪に野菜を切らせると、なんとも優雅な包丁使いで上手にこなすのだ。
一度、佐藤家の味を教えれば、教えたとおりの味にもする。

これはどういうことなのか?

母が言っていた血の繋がりがそうさせているのなら、本当に驚異に感じてくる。
そして、「この料理は曾おばあちゃんからの佐藤家の味よ!」と伝えると、喜んで料理する幼かった姪たちを思い出す。

佐藤家の味は、まだまだ消えないでいられそうだ。
だが、まさか・・・、ひ孫の中で祖母が生きてるとか???

(2007.10.13)